2026/09/10 18:24

届いてすぐのヤマザクラの一枚板
木は、届いたあとも生きています。置き方ひとつで反ることもあれば、何十年も動かないこともあります。せっかくの一枚を活かしていただくために、届いたその日にしていただきたいことと、作るまでの間の置き方をまとめました。
1.届いたら、まず開けて広げる
届いた箱は、その日のうちに開けてください。包装材に包んだまま置いておくと、湿気がこもって片面だけが湿り、それが反りの原因になります。
開けたら、板の両面が空気に触れる状態にしてください。床や机にぴったり寝かせて置くのがいちばん危険です。接している面だけ乾かず、数日で反ることがあります。
2.作るまでの置き方
平らな床に、桟(さん)を挟んで水平に置くのがおすすめです。端材や角材を2〜3本、板の下に等間隔で敷いて、板の下にも風が通るようにします。立てかけて置く場合は、なるべく垂直に。斜めに立てると自重で曲がります。
置き場所は、実際に使う部屋がいちばんです。冷暖房の効いた部屋で使う板を、寒い倉庫や屋外に置いておくと、いざ持ち込んだときに動きます。できれば1〜2週間、使う部屋に置いて環境に慣らしてから加工してください。
避けたいのは、直射日光、暖房の吹き出し口の前、コンクリートに直置き、水回りのそばです。
3.加工する前に
届いた板の表面はプレーナー仕上げですが、そのまま使うと手触りが少しざらつくことがあります。#240 → #400 の紙やすりで木目に沿って軽くかけると、見違えるほど滑らかになります。
切る前には、両面の木目をよく見てください。同じ板でも、どちらを表にするかで仕上がりの印象が変わります。節や小さな割れは、切り位置をずらすことで避けられることがあります。
4.仕上げ(塗る/塗らない)
食器・まな板・カッティングボード:食品用のオイル(えごま油・亜麻仁油・クルミ油など乾性油)を薄く塗り、余分を拭き取って半日ほど乾かします。数回繰り返すと水を弾くようになります。ニスやウレタンは、包丁が当たると剥がれるため向きません。
テーブル天板・棚板:植物性オイルやワックスが手軽です。水や汚れに強くしたい場合はウレタン塗装ですが、木の手触りは失われます。用途に合わせてお選びください。
塗らないという選択もあります。無塗装のまま使い込むと、手の脂と空気で少しずつ艶が出てきます。
5.割れ・反りが出たら
天然木ですので、環境が変われば動くことがあります。小さな割れは、木工用ボンドを流し込んでクランプで締めれば止まります。反りは、凹んだ側を湿らせて重しを載せ、数日置くと戻ることがあります。
届いた時点で、掲載内容と明らかに違う・輸送中に破損していた場合は、商品到着後7日以内にご連絡ください。返金にて対応いたします。
困ったときは
「この仕上げで合っていますか」「割れが出たのですがどうすれば」——そういったご相談も、ショップの「質問する」からお気軽にどうぞ。作っている途中のご相談も歓迎です。
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